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大アルカナ女教皇

2タロットカードの大アルカナの中で最初に出てくる女性。
それがこの「女教皇のカード。
番号はⅡ番を当てられています。今日はこの初めての女性カードを見て行きましょう。
初めての名の通り、この女性はまだ人生経験が豊富とはいえない女性です。
人間関係でもそうだし、現実の生活を積むという意味でもそうだし、男性と付き合ったこともないのです。
でも、だからこそ彼女は純粋に大切なものがなんなのかを良く知っています。誰からのジャマされず、意見に左右されることもなく、自分の信じるものを良いものだと言うことができるのです。
大人になると、社会生活があって、どうしても独りよがりでは生きていけなくなります。
それは練れてくるという意味でもあるけれど、自分自身の価値観が他人に左右され始めることでもあります。
だけど彼女はまだ若く、自分の価値観を信じます。それを見つけ出したことも、とっても幸せなことなんです。
だから周りの人は、彼女に聞きます。
その大切なものはなんなのですか?
私にもそれを教えてください。私にも大事なものをください
、と。
だけど彼女は言葉にできません。
「これは、私にとって大切だけど、あなたにもそうかどうかわからないし、どういう説明をすればいいのかわかんないの。でもね、あなたにとってもきっと大切なものがどこかにあるって思うの。」
人は信じるものを求め、彼女に期待し続けます。彼女はいつも真理を知り、目指すところはここだということを、人に教え続けます。
正位置:とても美しく、清浄な彼女です。頑なで信念を持っているのです。信じるものを自分の信じたように突き進める勇気を持ち、それは芸術やものづくりにも繋がっていくよう。
男性は、エロティシズムを持った女性に目を向けてしまうものですが、しかしそれだけではその女性を欲しがったりはしません。
この彼女は、誠実で正直で、練れていない女性です。エロティシズムの裏側にある彼女の潔癖な固さが、世の中の男性が望む女性像となっているようです。
エロで身持ちが固い。
これは古今東西の男性の理想です。
逆位置:そんな彼女も、周りの人間が感情を持っていることに気づくと、やっぱりちょっと鼻高々になり、自分のスタンスを忘れてしまいます。
周囲を足蹴にするプライドの高さ、自分の美しさに対する異常な固執、視野の狭い世界など、本来の彼女が信じていたものとは別のものに目をやってしまうのです。
それは彼女が、自分を信じるのではなく、周囲の意見に振り回されていることを意味します。
早く本来の自分を思い出さねばなりません。そのためには、自分自身に興味を持つことが先決となるのでしょう。
あなたがタロットカード占いをしようと思ったら、
カードの一つ一つの意味を覚えなくても良いのです。
彼女はどういう人か?彼はどういう人か?
カードの中にいるその人が
どんな人格を持っているかを想像してみてくださいね
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