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占いで悲しくなったら

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このブログを読んでくださる方はきっと占いが好きで

ちょこちょこ見てもらいに行くこともあると思います。

わたしも占いが大好きで、街中の占い師さんのところや

ネットの占い師さんに

たぶん、相当行ってるほう。

わたしは占い師だけど、

占いに行くときは普通にお客様の気持ちでいくし、

占い師さんの言葉に一喜一憂して

がっかりしたり喜んだり、

ふつーーーに占ってもらいます。

占い師だからと言って

ほかの占い師さんの分析をしたり

当たる当たらないとかジャッジをすることもありません。

みんなと同じように、

凹んだりうれしがったりします。

それでね、占いに行った後

数週間、数か月たって、

前の占いを思い返すと

がっかりした占いでも、結局は喜ばしい結果だったり

その時はやだなって思っても目が覚めるような言葉だったり

そういうことが結構あるなと

思うようになりました。

私が占い師として

お客様にお会いして鑑定するときは、

その人のその時の感情を踏まえて鑑定結果を言うけど、

占い師さんによっては

鑑定結果で見えた真実を

その時のそのお客様の感情を考えずに

そのまま淡々と伝えていく人もいる。

鑑定結果というのはただの真実だから

それをそのまま伝えるのはとっても正しい。

だけどもだ。

私も含めてお客様という立場の人は

占いに来るときの感情がある。

それはほとんどの場合

心配事や不安な感情で、

てことは、

どんなに鑑定結果が真実だとしても

それは心配事や不安な気持ちというフィルタを通してみるから

何を聞いても悲しかったり

何を聞いても傷ついたりするわけよ。

これは占い師の腕次第でもあって

鑑定結果という真実をみるお客様の目を

まずはとても穏やかで安心で

うれしいことを見る目に変えていくのが先決なんだけど、

それをする前に

お客様が不安な目のままで

鑑定結果という真実を見てしまうことも多くあるわけ。

つい占い師側から話しちゃうけれど、

お客様として占いをしてもらいに行くとき

自分の感情からは絶対に離れられないけれど、

その感情はどんどん変わっていくってことを言いたいわけ。

鑑定結果という真実はそうそう変わることはない。

だけど感情はどんどん変わっていく。

てことは、

その鑑定結果を感じる自分自身がどんどん変わっていくということ。

つまり、あなたが思う

鑑定結果についての喜怒哀楽はどんどん変わるということ。

鑑定結果は変わらない。

それをどう感じるかが変わっていく。

私たちが鑑定結果をどう感じるかは私たちに任されていて

毎秒毎分永遠に変わり続ける。

占いに行ったとき、真実を聞いて悲しく感じたならば

その時に持ってる悲しい目を通して把握した鑑定結果。

3か月たったら、

その鑑定結果はだいたいにおいて、

まあその通りよね、って思ったりする。

占いをしてもらった時は、

3か月後の自分がどうなってるかわからなかったはずだし、

予想がついたとしても、

そんな自分には決してなりたくない!

と思っていたりもするよね。

占いでわかるのは真実が何なのか、ということ。

でもそれを把握する感情を持つことは

人に任されている。

A大学という受験校を希望していて、

占ったら答えがB大学だった。

そんなのいやだ!そんなの悲しい!

3か月後、めでたくB大学に行くことになりました。

やったーーー!!!

そんなもんよ。

3か月前はB大学なんて行きたくなかったけど、

それはその時の感情で、

B大学に受かってうれしいのもその時の感情なのよ。

3か月前に想像もしなかった自分の感情。

そんな風になりたくなくても、

感情はこの肉体に乗っかっていて、

もう流れるまま流れていくしかないの。

占いで、今の感情において思い通りの答えが出たとしても

3か月後にその鑑定結果を喜んでいるとは限らない。

当たっても外れても

それがうれしいか悲しいかなんて

感情の振れでしかないのよ。

そこにはいいも悪いもないし、

感情なんて全部ニセモノ。

占いでは、その感情がどう移り変わっていくかももちろんわかるけれど、

その時の感情では

その移り変わりすらも受け入れられないし

感情が変わることなんて想像できないし

だいたいそんなこと絶対ないって思う。

何を言いたいかというと、

占いで出てきた結果

そして対策

未来、

いろいろあるけど、

それを見るその時の自分の感情は

変えられないってことよ。

変える変えないではなくて

ただ変わるか変わらないかだけ。

コントロールなんてできやしない。

変わることを予想されたとしても

それはその時受け入れられないしね。

占い師はこれを知っておかなくちゃならないし、

感情と精神と真実をごっちゃにして

お客様に伝えてはいけないってことだ。

愛する人を大事と思うのは

感情ではなくて、その精神。

愛する人に対して

あらぬことを想像して嫉妬したり執着するのは

ただの妄想であり感情。

感情をコントロールすることはできないけど

私たちを惑わす感情ってものがある、と知っておくことはできる。

あなたが逃れられなくて

何かに振り回されることがあるなら、

それはたぶん

ニセモノ。

なんじゃないかなーと思うわ。

真実を見て、どう感じるかが私たちの事実よ。

事実って作れるんだもんね。

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