何かを決めるときとか、自分で自分に宣言するときとか、
わたしはいつも指輪を買います。
だいたい2,3年に一度かな。
そんなに高価なものではなくて、石付きでもなくて、
ずっと自分でつけてる自覚のある指輪。
一番最初のきっかけは、小学校1年生のときのことで、
母から中指に結んでもらったきれいな紐でした。
わたしはとっても忘れ物が多いこどもで、
きちんとメモしてても どれだけ気を付けてても、
毎日なにかしら忘れてしまう。
大きなゴールしか見えず、
行きつくために必要な道具が頭からすべて抜け落ちちゃう。
そんなわたしを見かねて、
母が指に紐を結んでくれたわけ。
結果、結んでもらったことしか頭になくて忘れ物は減らないんだけど、
それでも母に何かしてもらったという安心感は、わたしの支えとなりました。
—————————————————-
それでね、わたしはいつも指輪を買うの。
だってさ、支えてほしいじゃんね。
アヴァンティの読者さんは、
福岡で、これでもかこれでもかと一人で頑張ってるじゃんね。
みんな、なんで?って思うよね。
これだけがんばって、まだがんばれっていうの?って思うよね。
だってみんな女の子じゃん。
モノに頼れるのは女の子の特権なんだよ。
指輪も化粧品も美容院もネイルも、絶対にあなたを助けてくれる。
みんな負けないぞ!
歯を食いしばって、涙をこらえて、
あなたが立ち続けるためにこの世の美しさはあるのだ。
※このコラムは2015年にアヴァンティコラムに寄せた記事です。