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彼の本音がわからない時☆大人の恋愛秘密基地

ラーヤの大人の恋愛秘密基地だわよ。

本日は私が所属しているアマチュアオーケストラの

定期演奏会のリハがありました。

まあね、いろいろ考えます。
指揮の下野竜也氏は

オーケストラの奏者が理解しやすいように

様々な言葉を使ってお話しされます。

その言葉のチョイスは美しく、また的確で巧み。

わたしたちの体験の中から

感情や行動を思い起こさせる表現を用いながら

リハは進んでいきます。

指揮者ですから、話すだけでもものすごく多くの情報が

わたしたちに受け渡されるわけですが、

そこに棒が加わってさらに何百倍の情報が現れます。
いやね、スーパーマエストロですよ。

コンセントレイトされた情報は
指揮者の中にあってね、

その到達点は背中側にいるお客様であって

わたしたちオーケストラではないわけさ。

オーケストラに向かっているように見えるマエストロの情報を

わたしたちがどれだけ客席に反射させられるかって話なの。

そこには対話があり、こだまがある。

使われる言語は指揮であり、楽譜であり、

日本語であり、イタリア語であり、ドイツ語。

でもね。

手でつかめる、耳で聴こえる、目で見える言語以外に、

どこかに、それに属さない、

言語でも音楽でもないなんらかの共有情報がある。

言葉でもなく音楽でもなく楽譜でもないものを、

わたしたちはじゃあどうやって分かるのか。

それは、もう、とても簡単なたった一つ。

この人のことを分かろう、分かりたい!と思うこちら側の意欲だけ。

当然分かって欲しい!と思う意欲もどこかにあるはずで、

分かって欲しいと分かりたいが両方一対となって

なんらかのコミュニケーションがあるんだけども、
いやいやいやいや、

どれだけ分かって欲しいという能動があるとしても、

人の心?と言われるような何かは

分かりたいという能動的な受動があって

初めて成り立つのだと今日のリハで

泣きそうになりながら理解した。
分かって欲しいと分かりたいの中身は

ずれてる可能性だってあるから、

その内容は分かりたいと思う方にかかってくる。
なにが真実かなんてどうでもいいのだ。
分かりたい方が、

自分というフィルタを通して「分かって欲しい!」の内容を諮り、

分かりたい方の世界観でそれを受け取り、形作っていく。

その勝手な思いで形作られたものが

たしかな真実であるということ。

ところでわたしは楽器のパートの中で2ndを吹くのが好き。

なぜかというと1stを分かりたいから。
1stの奏者は横にいる2ndのことなんて考えてなくて、

その思いは各楽器の1st同士やお客様のもとに向かう。
だからわたしは勝手に1stが何をしたいのか分かりにいって、

その思いが最も精巧に外側に到達するように、

最も美しく1stをクローズアップさせるのだ。

それはひどく能動的な受動で、

自分勝手な会話によって、何かがどこかに到達する。

自分勝手な会話ではあろうとも、それはきっと真実で、

パート内のコミュニケーションは取れていて、

そこから双方だけではない他のどこかに

情報が波及して、そこにある別の情報と混じりあっていく。

コミュニケーションというのは
いつも能動の方が責任を負うかのように思われて、

確かにそうだろう、

でも、

人の気持ちの真実は受け取る方に依存する。

たとえ発信する方が分かって欲しいと思っていなかったとしても、

わたしたちが分かりたいと思うことは可能で、

発信は能動だから愛だというだけではなくて、

分かりたいと思うのもまた愛なのである。
言葉を発する方は必ずしも

分かって欲しいと思っていない。

人は悩むとき、発信こそ、能動こそ愛だと決めつける。

能動がないから愛がない、と思ってしまうよね。

でもそれだけじゃないさ。

まあね、

能動がない=わかってほしいと思ってない=愛がない、

そういうこともあるかもしれないけれども、

だからといって、

愛がないからこっちだってわかる必要ない、

なんて思わなくていい。

何がなくとも、

あなたを分かりたい、と思っていいのだ。


分かりたいと思って初めて、

言葉でもない、

音楽でもない、

身振り手振りでもない、

そこにあるなんらかのものをようやく手に入れることができる。

それはきっと真実だ。

怖がらずに分かりたいと思ったときだけ真実は手に入る。
それがほんとうかどうか確認ができなくてもいい。

分かりたいと思ったとき、

そこにはかならずほんとうがある。

真実は、

分かるわけない、分かりたくない、

分からないだろう、からではなく

分かりたいからきっと生まれる。

分かりたいと思ったときに

見たものがきっとほんとうのものだ。





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