この月曜から水曜日まで、
外に出る仕事がありませんでした。
家の中で原稿を書き暮らしておりましたが
私は気づいたのです。
朝洗濯し、
昼ご飯を家で食べ
午後には買い物に行って帰りに図書館に寄り、
並木道をあるくと
季節は変わり、自然は気持ちいい、ということに。
そして時間はゆっくりと確かに過ぎ、
それを知っていれば
たくさんの物事が実行できるということに。
東京日帰りなんて無茶をしたり、
遠い教室から夜中に帰ってきたり、
ものすごく真剣に仕事に取り組んでいるときには
こんなことには気づかなかった。
私は今日ビックリした。
すごく幸せだと感じたことに。
目の前の納期がないって
ホントに楽しい。
納期って仕事のことだけじゃなくて、
「~しなければならない」のことなんだと思う。
妊娠してたとき、仕事をしてなかったことがあって、
そのとき毎日3回ご飯を作り、
お弁当まで作らなければならないのが苦しくてたまらなかった。
つまり1日4回納期があったわけだ。
今はご飯を作るのは苦しくないけど、
「~するべき」「~しなければならない」から
開放されるスイッチって、人間には必要なのかも。
そのスイッチ、
自分ひとりでは気づけない。
がんばりやさんであればあるほど気づけない。
だからもしかして、
外的な力で、強制的になにかを変化させられるのって
チャンスなのかもしれん。
幸せの形も
生きるスタイルも、
どこにでも幸せってあるんだと思う。