9月の鑑定スケジュールはこちら

つくも神はついていないようです

さてさて今日は久しぶりの投稿です。

風邪をひかれてはいませんか?
周りではものすごい数の人がゴホゴホいっています。

アデノウィルスとかなんとかいうのも
はやってて、小中学校ではみんなが順番に休んでいるとか。
師走の忙しい時期ですもの、
免疫力つけていきましょ~

ところでいきなりですが・・・

鍋が壊れてしまいました

ここ数日、この話を書きたかったんだけど、
どうしてもかけずに今日になってしまったのにはワケがあります。

その鍋、私にとっては
すごくすごく大事な鍋だったのです。

それは20年前、
私が大学に入って1人暮らしをはじめるときに
今はもう亡くなった祖母がくれたものでした。

たぶん、何かのギフトでもらったもので、
両手鍋と片手鍋のセット。

どっちかあげるといわれて、
迷わず片手鍋のほうをもらいました。

私と分けようと思って、
使わずにきっととっておいてくれたんだろう。

花の模様がついた真っ白なホーローのそれは、
私の初めての1人暮らしにとって
なくてはならない大事な鍋となりました。

15センチのガラスのフタ付きの鍋って、
何より使い勝手がいい。
お茶のお湯沸かしたり、ラーメンも作ったし、
炒め物だってできた。

大学を卒業して、就職して、
結婚して、離婚して、
なんどもなんども引越しを繰り返す私の生活に
いつでも付いてきてくれた
とても大事な鍋だったのです。

その鍋がついに壊れちゃった。

もう使い始めて20年たって、
ホーローも底の方が薄くなって
地金が見えるようになっていました。

取っ手も焦げてボロボロ。

でも捨てられなかった。
もうお湯沸かしても、なんだか金属の味がしてたんだけど。

そのうちおばあちゃんが亡くなって、
形見になって。

でも壊れちゃった。
取っ手がボロボロになって、
折れてしまいました。

悲しいなあ。

でも、こんなに大事に使って、
汚れたら磨いて、
もしかしたら私の人生の中で
一番役に立ったかもしれない道具を
大好きなおばあちゃんからもらえて良かったなあ。

大事に使えて本当に良かったなあ。

壊れた鍋、取っておきたい気がするけど、
きっと取っておかないほうがいいんだろう。

台所に立ってもポカンとした気がするけど、
きっとまた新しいものを得るんだろう。

いままでありがとうって言っていいんだろうな。
ホントにいい道具でした。ありがとう。