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考える体、動く脳

さて、最近良く聞く、コーチングというコトバ。

コーチング自体は、新しいものではなく、昔っからあるものですね。
スポーツ界のトップ選手には必ずコーチがついているもの。

世界一のスポーツプレイヤーも、何人かのコーチと契約し、コーチングを受け、
常にレベルアップを図ります。

不思議なもので、スポーツ界ではコーチングを受けるのが当たり前ですが、
ビジネスの世界でコーチングというと、聞きなれないように感じます。

なんとなく、胡散臭いものに感じたり、
相手をコントロールする技術のような気がしたり。

しかし、ビジネスにおけるコーチングは
さまざまなところで知らないうちに使われているものなのです。

たとえば、経営者、上司、指導する人によって、
そこで働く人々や組織は大きな影響を受けます。

能力ある経営者は、コーチングの専門的な訓練を受けていなくても、
それを使って、スタッフを育てているということです。

早い話が、あまり深く考えなくても、いいんです。

要は、コーチングって、メンバーの能力を最大限に
引き出して、目標達成をサポートするコミュニケーションスキルといえるんですね。

よく、ティーチングと比べられることがありますが、
ティーチングはつまり、教えること。

「答を授けること」です。

コーチングは、相手に質問を投げかけて、
考えさせ、答を導き出させる技術。

つまり、ティーチングは教える側が答を持ち、
コーチングは、引き出される側が答を持っているということです。

よくコーチングで言われる、
「答は君自身の中にある」というなんとも都合のいい言葉は、
ココから来ているのですね。

魚を欲しがっている人に魚を与えるのではなく、
魚の取り方を教えなさい、という話があります。

コレもティーチングのひとつ。

コーチングで言うと、

魚の取り方を考えさせ、
試行錯誤させ、編み出させる、ということになります。

あなたの会社のスタッフは、
頭を使っていますか?

 【経営者の運を上げる福のカギ】その19
与えられた仕事をしていると、脳は萎縮する。会社も萎縮する